年会企画シンポジウム1APSTJ35 Symposium 1
Manufacturing Classification System (MCS)を活用した効率的製剤開発
- オーガナイザー
- 深水 啓朗 (明治薬科大学薬学部)
- 本山 敬一 (熊本大学大学院生命科学研究部)
Manufacturing Classification System(MCS)は、Academy of Pharmaceutical Sciences(APS, UK)の研究者グループによって提唱された、効率的な製剤開発のためのframeworkであり、BCSが化合物自体の特性(膜透過性、溶解度)を基に薬物を分類するのに対し、MCSではAPIの粒子径や製剤中のAPI含有率などに基づいて最も効率的な製剤化のプロセスを提案していくことを目的としている。その概念と適用例はすでに論文化されており、またAAPSやFIPなどの国際的conferenceでも新たなトピックとして取り上げられている。本シンポジウムでは、APSグループからの演者を迎えて、MCSの概要、適用法および将来展望等を紹介していただくとともに、日本の製薬協および薬剤学会のworking groupから、日本の製薬現場への導入の可能性について議論する。
- Manufacturing Classification System: Applications to pharmaceutical development
- Abina Crean (University College Cork)
- 本邦におけるManufacturing Classification System(MCS)活用のポイント
- 伊吹 リン太 (立命館大学 総合科学技術研究機構)
- MCSに対する製薬協の取り組み
- 鈴木 博文 (バイエル薬品(株))
- Manufacturing Classification System (MCS) に対する今後の期待
- 岩尾 康範 (武田薬品工業(株))
年会企画シンポジウム2APSTJ35 Symposium 2
健康長寿社会の実現に貢献する先進医薬研究
- オーガナイザー
- 小柳 悟 (九州大学大学院薬学研究院)
- 渡邊 博志 (熊本大学大学院生命科学研究部)
超高齢社会を迎えた現在、健康寿命を延伸することが喫緊の課題とされ、健康で長寿を享受可能な健康長寿社会の実現が期待されている。創薬研究においても、老化や健康長寿研究を通して老化関連病態の分子機構に基づいた新規予防法や治療戦略へのアプローチが進められている。一方、予防医学や先制医療のための創薬・育薬研究も進み、医薬品適正使用やバイオマーカー探索等の新たな研究展開が繰り広げられている。本シンポジムでは、健康長寿社会の実現を目指した先進医薬研究に携わる第一線の研究者にご講演いただき、活発な議論を通じて健康長寿社会への貢献に向けた展開を探りたい。
- 最長寿齧歯類ハダカデバネズミがもつ抗老化・発がん抑制機構の探求
- 三浦 恭子 (熊本大学大学院生命科学研究部)
- 「日本実験棟「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)」マウスミッション
- 芝 大 ((国研)宇宙航空研究開発機構)
- 健康長寿社会の実現に向けた癌の遺伝子治療戦略
- 堀口 道子 (山口東京理科大学薬学部)
- 生体リズムを基盤にした時間創薬・育薬・健康科学
- 大戸 茂弘 (九州大学大学院薬学研究院)